在宅退院に向けての内服管理方法について

夜寒が身に染みるころとなりました。冬もすぐそこまで来ています。深秋の候、いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、今回は『在宅退院へ向けての内服の管理方法』病棟訓練についてお話させていただきます。

 

内服管理って難しいですよね。正確に内服できない理由として、

①何の薬か分からない

②内服をしても変わらないと思っている

③副作用が怖い

④薬の種類が多すぎる

⑤飲み忘れる

などがあります。

そのため回復期リハビリテーション病棟では、内服管理の指導・訓練を行っています。

 

①と②に関しては、医師・薬剤師・看護師の分かりやすい説明が必要です。当院では薬剤師より、何の薬か、何のために飲むのか、理解できるよう患者様やご家族へ丁寧な説明を心がけています。

③に関しては、今までの副作用の経験や、TVやネットから得た情報など理由はさまざまです。当院では患者様の話しをじっくり聞き、医師・薬剤師と相談し適切に投与できるよう関わっています。

④に関しては、退院後の受診する医療機関は、なるべくかかりつけにするよう説明させていただいています。内服を一包化にしてわかりやすくしています。

⑤に関しては、お薬ボックス・お薬カレンダーなどがあります。患者様やご家族が管理しやすい方法をお伺いし、薬袋・お薬ボックス・お薬カレンダーでの自己管理を看護師の見守りから始め評価しています。

お薬ボックス

(利点)収納できる。曜日、朝・昼・夕・寝る前と仕切られている。

(欠点)ボックス自体の管理ができない人には不向き。

お薬カレンダー

(利点)目につきやすい。曜日、朝・昼・夕・寝る前とポケットが区切られている。

(欠点)壁など使用する場所がいる。

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患者様やご家族のライフスタイルに合わせて内服管理を指導させていただきます。

 

最後に、退院後の内服管理はみんなに頼ろう!

患者様やご家族だけの負担にならないよう、ヘルパーさん、デイサービスといった人の協力を得て管理することをお勧めいたします。