当院の回復期リハビリテーション病棟の強み

桜の花も満開を迎えつつある中、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、当院回復期リハビリテーション病棟の強みについてお話させて頂きます。
回復期リハビリテーション病棟では、骨折などの整形疾患での入院は、90日(3ヶ月)、脳梗塞などの脳疾患での入院は、150日(5ヶ月)と入院期間が国によって決められております。
入院してリハビリテーションが提供できる期間には限りがありますが、毎月8割~10割の患者様が在宅へ退院されています。残りの2割の患者様は、介護困難、独居での生活が困難などの理由から施設等に退院される方になります。
当院は、リハビリテーション科の職員数が充実しており、入院から1日3時間のリハビリテーションが提供されます。さらに、病棟でもリハビリテーション以外の時間で、訓練をされる方もおります。入院時には出来なかったことが、リハビリテーションにより出来るようになり、在宅へ退院された方も多くおります。
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入院中は、定期的に患者様、ご家族、病院職員が同席し、話し合いを行う面談が月1回実施されております。面談では、退院先(方向性)の確認、リハビリの進捗や、ご家族にご協力頂ける内容などを確認し、どのようにしたら患者様、ご家族様が退院後も安心・安全に退院出来るかを話し合う場を設けております。

入院から在宅へ退院されるまでには、回復期リハビリテーション病棟職員、多職種がチーム一丸となり、一つの方向(目標)に向かい、患者様に支援しております。
退院時には、患者様も笑顔で、また、涙を流されることもあります。このような光景を目の当たりにすると、充実した入院生活が遅れていたと実感します。これらのことが、患者様、ご家族様への満足へ繋がっているのではないかと思います。
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また、当病棟は、転倒予防指導士の資格を持った看護師が在籍しております。麻痺や、認知症の患者様は、一人で行動してしまうことがあります。また、バランス機能が低下していることにより、転倒する可能性が非常に高くなります。転倒を回避出来るよう注意を払い、指導を頂き、対策を講じております。さらに、特定行為認定看護師も在籍しております。特定の専門的な知識、技術を修得した看護師が、医師の指示により、医師の代わりに処置を実施出来る資格です。これらの看護師が在籍していることも当病棟の大きな強みとなっております。
以上をもちまして、今年度のブログは、終了となります。1年間ありがとうございました。
今後とも、当回復期リハビリテーション病棟を宜しくお願い致します。次回もお楽しみに。

看護の質向上への取り組み

 梅のつぼみも膨らんでまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

 今月は、看護の質向上に向けた取り組みとして、定期的に開催している病棟勉強会についてお話したいと思います。

 回復期リハビリテーションとは、急性期を脱し在宅復帰を目指すために行われるリハビリテーションです。患者様がご自宅に帰って有意義に過ごせるよう医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護福祉士、薬剤師、栄養士、社会福祉士など多くの職種がチームとなって、リハビリ環境を整え心身の機能維持、改善、向上を目指しています。

 そこで私たちは、各職種それぞれが講師となり、知識を深めることで安心してリハビリに励めるよう勉強会を開催し知識の向上に努めています。

 今年度は、以下のような勉強会を開催しました。

バランス評価(BBS) うつ病の看護
危険予知 分かりやすい看護記録の書き方
正しいオムツの選び方と着用方法 正しい薬の使い方と使用上の注意

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 患者様の情報共有をしながら、患者様に合った看護が提供できるようにスタッフ一人一人が知識を深めています。

 これからも患者様が笑顔で過ごせるよう、お手伝いが出来ればと考えています。

 

退院支援について 家屋調査編

遅くなりましたが、

明けましておめでとうございます。

今年も、4階回復期ブログをよろしくお願い致します。

 

さて、今回は退院支援シリーズ最終回、『家屋調査』についてお話します。

入院中の在宅退院の患者様に対して、リハビリスタッフ、看護師、ケアマネジャー、福祉用具会社の方々が、患者様のご自宅へ訪問します。そこで、手すり(取り付けタイプ、置き型タイプ)の設置の検討や、浴室の椅子などの補助具等について、実際患者様に動作をして頂き、安全に生活できるか確認しています。
また、家事を行う患者様にはキッチンの動線確認、洗濯干し場の動線確認を行い、在宅退院に対して、不安なく退院してもらう為の退院支援の一環として家屋調査を行っています。

その後、病棟での合同カンファレンスを行い、情報を共有し、退院へ向けての支援を行っています。
(合同カンファレンスの様子は2020年6月の記事をご覧ください)
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家屋調査時、リハビリスタッフは左のような服装で伺います。

 

 

 

 

家屋調査報告書

 

面談時に、家屋調査報告書をご家族様・ご本人様にお渡ししています。

 

 

在宅退院した患者様が、その後笑顔で過ごせることをスタッフ一同祈っています。

以上、3回に渡っての退院支援シリーズはいかがだったでしょうか?
皆様のお役に立てれば幸いです。

退院支援について 介護技術指導編

 一年経つのは、本当にあっという間ですね。
みなさま、体調など崩されていませんか。
年の瀬も押し迫り、新年を迎える準備に追われている頃ではないでしょうか。
 

 本日は先月に引き続き、退院支援についてお話させて頂きます。
今回のテーマは「患者様・家族様への退院支援∼オムツの技術・指導∼」です。
 

 これからご自宅での介護の現実は…患者様や家族様は残った障害と向き合っていかなければなりません。不安はもちろん、復職や介護の心配など沢山の悩みを抱えいるでしょう。
私たち看護師は、その不安や悩みを少しでも軽減できるように、時間をかけて寄り添い、サポートする役割を担っています。
退院指導を開始するにあたり、私たちはまず情報収集から始めます。

流れとしては…
1.介護者となる家族様の生活時間を聴取
→何時にパットの交換ができるのか等を考える必要がある為です。

2.交換できる時間に合ったパットの選択・評価
→実際にどのようなパットが良いのかを病棟で話し合い、実際に評価し、皮膚への負担はないか、パットの漏れはないかなど評価していきます。

3.評価結果から、実際に介護者となる家族様へ指導を開始
→家族様が面会に来れる日時を聴取し、日程を組み立てます。

まずは独自に作成したパンフレットを用いて、実際に見て頂きます!(^^)!
 

一部ですが、実際に使用するパンフレットです。

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これらを用いりながら実際に行ってもらいますが、初回は見学から始めます(‘◇’)ゞ

 

この時、私たちスタッフは、退院後の生活がイメージできるような質問をするように心掛けています。

困っていることや不安なことを少しづつ引き出しながら、患者様・家族様一人一人に合わせた対応を心掛け、ご家族様が「大丈夫!!」「出来る!!」と確信が持てるまで対応させて頂きます(*^^*)
 

余談ですが…

当階には「オムツマイスター」が2名在籍しています‼
*オムツマイスターとは??
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エリエール社アテントのオムツの正しい使い方、選び方、当て方等の知識を研修で学び、習得した人であり、研修で得た知識を元に、我々スタッフや患者様・ご家族様のオムツに関する問題を解決に導いてくれる心強いサポーターであります‼
 

最後に…
 寒気の厳しい日が続きますが、手洗い・うがい、栄養ある食事と休息を心掛け、健康に十分ご留意し、穏やかな新年をお迎えください。

在宅退院に向けての内服管理方法について

夜寒が身に染みるころとなりました。冬もすぐそこまで来ています。深秋の候、いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、今回は『在宅退院へ向けての内服の管理方法』病棟訓練についてお話させていただきます。

 

内服管理って難しいですよね。正確に内服できない理由として、

①何の薬か分からない

②内服をしても変わらないと思っている

③副作用が怖い

④薬の種類が多すぎる

⑤飲み忘れる

などがあります。

そのため回復期リハビリテーション病棟では、内服管理の指導・訓練を行っています。

 

①と②に関しては、医師・薬剤師・看護師の分かりやすい説明が必要です。当院では薬剤師より、何の薬か、何のために飲むのか、理解できるよう患者様やご家族へ丁寧な説明を心がけています。

③に関しては、今までの副作用の経験や、TVやネットから得た情報など理由はさまざまです。当院では患者様の話しをじっくり聞き、医師・薬剤師と相談し適切に投与できるよう関わっています。

④に関しては、退院後の受診する医療機関は、なるべくかかりつけにするよう説明させていただいています。内服を一包化にしてわかりやすくしています。

⑤に関しては、お薬ボックス・お薬カレンダーなどがあります。患者様やご家族が管理しやすい方法をお伺いし、薬袋・お薬ボックス・お薬カレンダーでの自己管理を看護師の見守りから始め評価しています。

お薬ボックス

(利点)収納できる。曜日、朝・昼・夕・寝る前と仕切られている。

(欠点)ボックス自体の管理ができない人には不向き。

お薬カレンダー

(利点)目につきやすい。曜日、朝・昼・夕・寝る前とポケットが区切られている。

(欠点)壁など使用する場所がいる。

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患者様やご家族のライフスタイルに合わせて内服管理を指導させていただきます。

 

最後に、退院後の内服管理はみんなに頼ろう!

患者様やご家族だけの負担にならないよう、ヘルパーさん、デイサービスといった人の協力を得て管理することをお勧めいたします。